塾や他の習い事で忙しいから、料理教室なんかへは行かせられないわ、、 というお母さま、お父さまへ
こどもパティシエでは、こども向けだからといって易しさや雰囲気の楽しさだけを目指した教室ではありません。
もちろん、楽しく上手に完成させることを目標にはしますが、もし失敗をしたとしても、そこから学べるものも大事にしたいと考えています。
こどもパティシエの教室の特徴
1)一人で一台仕上げます(グループ作業ではありません)
2)丸鶏、そのままの魚など、素材に親しみます
3)伝統的なフランス料理、フランス菓子を題材にしながら、素材にあわせた道具の選択、切り方、火入れの仕方、盛り付けのセンスを学びます
それぞれの料理の正しい手順を追いながら、原理や技法を知ってもらい、そして出来上がった料理を確かめるように皆で味わって食べます。
それによって、料理と食の奥深さや本質的な楽しさ、食材への感謝を自然と感じられるようになるでしょう。
多感なこどもの時期に人間の基本である「食」を通して丁寧に学ぶことでこそ、味覚を始め五感が発達し、好奇心と考える力を育み、そうして豊かな人生の入り口に立てるはずだと、こどもパティシエでは考えます。
① 考える力が身につく
料理は段取りです。メニューを決めるとき、料理を出す相手やシチュエーションを考え、予算とかけられる時間からメニューを設定し、実際作るときにはいくつもの工程を頭のなかで同時に管理し、次の次の段取りまで頭に描きながら目の前の作業を行います。
段取りは料理だけでなく、勉強にも、日々の暮らしにも、また将来の仕事にも必須のスキルです。
② 知的好奇心を刺激する
なぜシュークリームは膨らむのか、なぜ膨らまないのか、焦げるとき物質では何が起こっているのか、、料理は科学です。
また、ニワトリや1匹の魚を丸ごと扱うことは、生物学的な好奇心を大いに刺激することでしょう。
食材に応じた包丁等の道具の選び方、食材の特性や火入れの方法に応じた食材の切り方などにも、すべてには理由があります。
子どもたちの、なぜ?なぜ?を引き出し、考える力を習慣づけていきます。
③ 試行錯誤から学ぶ、トライアル&エラー
ときには、焦がした、煮詰まった、味が薄い、味が濃すぎた、など思い通りに進まないことが起こるとき、状況に応じて応急処置の判断が必要です。
そんなとき、優先順位を考え(時間はある?材料はある?どの工程まで戻れる?戻れない場合ほかの材料との組み合わせで似た味に修正できる?)、本来とは違うやり方であっても軌道修正しながら、最終ゴールへあきらめずにたどりつく姿勢を学びます。
味覚を広げる、受容度を高めるということ。
そのほか、さまざまな食材を手にすることで、味蕾(味を感じる器官。子どものほうが大人より多いといわれています)を刺激し、味覚を広げることを目的としています。
未知の食べ物を前にしたとき、「食べたことがないからやめておく」ではなく、「食べたことがないから、1回試してみる!」という姿勢は、食べ物に限らず、世界の文化への受容性を高めることに必ずつながることでしょう。
新しいことを目の前にしたとき、楽しんでチャレンジすることを覚えてほしいと思います。